きっかけはsCenesのこちらのインスタポスト。完全に一目惚れでした。
ブルーやグリーンが複雑に混じり合う神秘的な色合い。
今まで見てきた他のパールとも違う、なんともいえない力強いオーラ。
というかこれはパールなのか??石?でもsCenesだから石なわけないか、、なんて思ったりしながら、とにかく強烈に惹かれました。
こちらの正体はアワビ貝からできた真珠“アバロニパール”と呼ばれるもの。
アワビといえば高級食材が真っ先に思い浮かんだのですが、そのアワビからパールができるというのは初耳でした。
アワビを食べる機会なんて滅多にないですし、ましてや貝殻なんて見たこともなかったのですが、内側にはこんなにも美しい真珠層を持っているんですって。
貝の持つ真珠層が長い年月をかけて中で育まれる真珠に映し出されていくのかと思うととても神秘的です。
今回sCenesがジュエリーに仕立てたのは、カリフォルニア沖に生息する野生のクジャクアワビ貝から採れた小粒の天然真珠。
食用などのためにダイバーが海で採ってきた野生のアワビ貝のなかで育った天然のものです。
天然真珠とはその名の通り、全く人の手を加えずに自然にできた真珠のこと。
養殖真珠は、真珠の元となる核を埋め込むことでできる真珠(とはいえ、真珠層は人工的に作れないので貝が体内で育み生み出したものであることに違いありません)。
アワビ真珠にも養殖産業があります。
巻貝であるアワビ貝の特性上、養殖された真珠もアコヤパールのような真円形ではなく半円形になるのが特徴です。
アワビ貝はほんの小さな切れ目でも死んでしまうので育成が難しいこと、
他の真珠の母貝に比べると成長速度がとても遅いので成長するまでに長い年数がかかってしまうということもあり、
現在も商業的に養殖のアバロニパールを生産しているのはニュージーランドのみになっています。
生産数が多くないこともあってその存在は希少です。
天然真珠は、出てくる確率が非常に低いのでさらに希少。
見た目は流線形のキバのような形のものが多いそう。
全体が真珠層で覆われているので強くて奥行きのある輝きが特徴。真珠層のない部分は黒っぽくなっています。
現在市場に出回っている真珠の99.9%が養殖真珠ということで、天然のものに出会える機会はそうありません。
今回のジュエリーは「天然パールゆえ、欠点のないものではありませんが、天然パールならではの全体像が確認できる裏側が見えるデザインで、できるだけ黒い部分が目立たないようにデザインしました。」とデザイナー吉田さん。
ベビーパールのような小粒のアバロニパールを上質な素材を用いてシンプルかつ繊細に仕立てています。
自然の中で生まれたものだからこその力強い表情にパワーを感じます。
※サイズ調整は追加料金が税込2,200円~3,850円(号数によって異なります)。約1~2週間ほどでお渡しとなります。
吸い込まれそうになる、キラキラとゆらめく深い海の碧。
アバロニパールの独特な風合いとクラシカルなデザインも相まって、どこかアンティークジュエリーのような趣も感じる2型です。
是非お手に取ってご覧ください。
PARK
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