Skip to main content

çanoma - 日常を豊かに彩る香り

このたび、çanoma(サノマ)というフレグランスブランドのお取り扱いがスタートしました。

.

みなさんは日常的に香水をつかいますか?

私は毎日出かける前にシュッとひと吹きするのがルーティン。

その瞬間スイッチが入るような感覚が好きです。

しかしながら、日本では海外ほど日常的に香水をつける人がそう多くはないそうで。。

たしかに、ルームフレグランスやお香を好きな方は多いけど

肌に近い匂いになればなるほど敏感で、無臭が好まれているような印象があります。

.

ブランドディレクターの渡辺裕太氏は、

「日本人が日常的に香水を使わないのは、香水嫌いだからではなく、日本人好みの香水がないからでは?」と考え、

「日本人でも日常使いできる香水を作りたい」という想いでフレグランスブランドçanomaを立ち上げられました。

調香を担当するのは、これまでに数多くブランドの香水を手掛けてきた経歴をもち、香水の本場フランスで活躍するフランス人調香師ジャン=ミッシェル・デュリエ氏です。

日本で生まれ育った渡辺さんのもつ感性と新しいアイデア、フランスの熟練された技術が交わることで生まれた「日本人のための香水」それがçanomaです。

ブランドコンセプトは「上質な日常」。

茶の間 + 茶道 = サノマ

日常風景の中にある「茶の間」と上質の象徴である「茶道」を掛け合わせた造語です。

sa(さ)・no(の)・ma(ま)の“sa”を“ça”と表すことで、日本とフランス、両方のエッセンスを持つことを表現しています。



昔から香水が好きだったという渡辺さん。

実は、超のつくエリート経歴をお持ちなんですが(ここでは内容を割愛)

好きなこと、やると決めたら突き進む、好奇心とパワーが凄い。とにかくピュアで熱いハートをお持ちの方です。

出会いはお店に立ち寄ってくださったのがきっかけ。

何度かお顔を合わせてお話していく中で、フレグランスブランドのディレクターをされていることを知り、今回お取り扱いをスタートさせていただく運びとなりました(そういえば、初めてお会いしたときからとってもいい匂いがする人だなぁ、どこの香水なんだろう、と思ってたんですよね笑)。

香水をもっと身近に感じて、生活を豊かにする道具としてほしい。日本にもっと香水の文化が広がってほしい。という想いがçanomaには強いです。

.

çanomaの香りは、旅、小説、季節のうつろいの中など、渡辺さん自身が心揺さぶられる瞬間がインスピレーションの源となっています。

情景を香りに置き換え、調香師とコミュニケーションを取り、試作を何度も重ねながらイメージを香りに仕立てています。




香水名には、試作品番号がそのまま使用されています(例えば、1-24は、1という種類の香りの24番目の試作品を意味します)。

香水の原料となる香料の規制は厳しく、規制の変更によって今まで使っていた香料が使えなくなったり、調達ができなくなったりなどの理由でレシピ修正が必要になることが多々あるそう。

çanomaにおける試作品番号は、修正を重ねた回数をお伝えする役割があります。

レシピ修正、あまり公表されない部分ですが、手に取る人に対してとても誠実だなと思うんです。


よくみると、香水名の上にあるマークが一つずつ違うのも興味深い。

幾何学模様のような、何やら意味深なマーク。

これは、五つの香りの組み合わせを聞き当てる遊び、源氏香の答えをあらわして図案に示した“源氏香之図”という古典文様です。

図の呼び名には源氏物語の帖名が採用されているのですが、çanomaでは各香水のインスピレーションに近い帖名の源氏香之図がシンボルマークとして使用されています。

外箱の蓋を開けると現れるこの名前が、控えめにも香水の隠れたストーリーを示しているというのがなんとも奥ゆかしい。

香りのイメージがわかりやすい名前をつけないのは、先入観なく香りそのものを楽しんで選んでもらいたいという想いから生まれたアイデアです。

.

çanomaの香水は、心がほぐれて穏やかな気持ちになれる一方で

凛とした知的なムードも持ち合わせていて、背筋が伸びる感覚があります。

リラックスできる香り、だけどもスタイリッシュ。

控えめだけど癖になる、不思議な魅力を持った香りです。

男女の垣根なく、ファッションにもよく合います。

香りだけが浮いてしまわずに、人と服とうまく調和して、ほんのり色がつくイメージ。

フレグランスを取り扱うのは初めての経験で、香りという目に見えないものを言葉に表すということの難しさに直面していますが、、

聞くよりもまず香って感じてみてほしいです!(勉強中のため、接客説明拙いです。お許しください。。)

香水3種、お香3種、ハンドクリーム2種

テスターをご用意してますので、是非お試しください。


çanoma商品のオンラインページはこちら


PARK

Popular posts from this blog

谷吹 order exhibition

国内外のテーラーや工房、ファクトリーで使われずに眠っている「残反」と呼ばれるデッドストック生地を用いて、一本のボトムスを製作するプロジェクト「谷吹」。 行き場を失ってしまったデッドストック生地と、手仕事の需要が減る中で技術を磨いてきた縫製職人たちをデザインで繋ぐ-- 「谷吹」は、元々仕立て業界に身を置いた経験を持つデザイナーならではの真摯な思いから生まれました。 独自の感性とパターンテクニックで、生地のノスタルジックな空気感と現代的なスタイルを融合させた「谷吹」のパンツ。 その独特のムードに徐々に注目が集まっています。 そんな「谷吹」を、もっと多くの方に楽しんでもらうため 春からオファーをかけていたオーダー会。 ようやく開催の準備が整いました! 9月20日(土)〜9月28日(日)の期間、PARK 401号室にて「谷吹 order exhibition」を開催いたします。 本イベントは、谷吹の1stモデル「YANASE」と、初披露の別注モデル「PARK」の2型をご用意。 20種類以上のデッドストック生地の中から お好きな生地をお選びいただけます。 今回のオーダー会で初お披露目となる別注モデルのテーマは「ファティーグパンツ」。 「スラックスを作るデザイナーに、平面的なパンツをデザインしてもらったら?」という発想からスタートし、 谷吹を初めて知る方にも、すでに愛用している方にも、気軽にたくさん履いてもらえる デザインとは何か? イメージを膨らませた末にたどり着いたのが、 20代の頃からアメカジに親しんできた私たちにとって馴染み深い、 アメリカ軍の作業着をルーツとする 「ファティーグパンツ」でした。 ミリタリーパンツの代表格 「ファティーグパンツ」を谷吹が手掛けると。 155cm サイズ0着用 大型のL字フロントポケット、フラップ付きのヒップパッチポケット、リラックス感のあるストレートシルエット。 原型の特徴的なデザインを継承しつつ、谷吹らしいパターンと細部へのこだわりが光る、ミリタリーテイストでありながら シャープなバランスのファティーグパンツが完成しました。 仮縫いトワルの段階から素敵なパンツになりそうな予感はしていましたが、製品サンプルではさらにブラッシュアップされ、生地を選ぶのが楽しみになる大満足の仕上がりでした。 裾はドローコード仕様にも変更可能です(+¥2,20...

matereal - Regular Collar Shirt & Easy Pants

日本国内の優れた技術をもつパートナーたちと連携し、素材調達から製品の完成まで、とことんmade in JAPANにこだわった ものづくりを発信する プロジェクト matereal(マテリアル)より、新型のシャツと継続展開のイージーパンツが届きました。 滋賀県東近江市にて130年以上の歴史のある織物加工会社が手掛ける、近江晒しコットンを使用したシャツ。 近江晒し(おうみざらし)とは、木や草などを燃やした灰を水に溶かした灰汁(あく)を用い、生地を柔らかく、染めやすい状態に漂白する、滋賀県に伝わる伝統的な晒し技法。 何日もかけて生地をもみほぐし、天日干しを繰り返す特殊な晒し工程 によって、生地に独特のシワ感と柔らかな風合いが生まれます。 今回入荷したシャツの生地は、伝統的な近江晒しの技法をベースに開発された独自の製法で、昔ながらの近江晒し特有の洗いざらしのようなシワ感やふんわりとソフトな風合いが表現されています。 仕上げに樹脂加工を施すことで、柔らかさの中に適度なハリ感を加え、肌離れがよく清涼感のある仕上がりに。 155cm Sサイズ着用 matereal OHMIZARASHI Regular Collar Shirt size:S/M color:White ¥22,000(inc tax) 155cm Sサイズ着用 matereal OHMIZARASHI Regular Collar Shirt size:S/M color:Navy ¥22,000(inc tax) リラックスフィットのシンプルなレギュラーカラーシャツは、 襟の角度を通常より前倒しにすることで、着用時に襟から胸元にかけて自然にゆとりが生まれる設計に。 抜襟スタイルにせず、普段通り着るだけで、心地よいリラックス感を演出します。 155cm Sサイズ着用 Cupro Regular Collar Shirt size:S/M color:Black ¥22,000(inc tax) 近江晒し生地2色に加え、再生繊維 キュプラ素材のブラックもご用意しました。 柔らかくとろみのあるキュプラは、 動くたびに優雅になびくドレープ性が持ち味。 落ち着いた光沢とほのかな起毛感がレザーのような独特の質感も感じさせ、近江晒しとはまた違った個性を放ちます。 ケアラベルは手洗いマークで、サンプルとして愛用しているシャツ...

BISOWN - 3rd delivery

9月もあと1週間。ようやく秋らしい涼しい空気が感じられるようになってきました。 BISOWNより3rd deliveryが到着しています。 155cm サイズ1着用(ジャケット・スラックス共に) MIDDLEWOOL 3BUTTON LOOSEJACKET color:Brown×Black size:1/2 ¥77,000(inc tax) MIDDLEWOOL DEEPTUCK TROUSERS color:Brown×Black size:1/2 ¥48,400(inc tax) ルーズシルエットの 3Bジャケット&1タックスラックスのセットアップ。 80'sのアーカイブから着想を得たクラシックな織柄が印象的なウールファブリックは尾州産のもの。 遠目には深みのあるブラウンの無地に見え、 近くで見ると細かな柄が浮かび上がる奥深い表情と、 ソフトで滑らかな風合いが特徴です。 ジャケットは、3つボタンのセンターベント。 ノッチドラペル、本切羽といったクラシックなテーラリングの要素を取り入れつつ、洗練されたルーズなシルエットを構築。 アンコン仕様の軽やかな仕立てと 生地の柔らかな質感も相まり、リラックスしたムードが漂う一着に。 ジャケットとセットアップになるスラックスは、フロントに施された 深めのワンタックにより、前面に立体的なボリュームを生み出すデザイン 。 後ろ姿はすっきりとした美しいシルエットが特徴です。 柔らかな生地のドレープと落ち感が際立つ、エレガントな仕上がりとなっています。 ちなみに、私はこちらのモデルさん着用写真に一目惚れしてルック買いしてしまいました...!(早速スラックスは丈直し中) スラックスは普段からよく履いていますが、ジャケットとのセットアップは初めて。 BISOWNらしい上品な柔らかさと気取らない雰囲気がとても素敵で、この セットアップなら 日常着としても 取り入れやすく、挑戦してみたい!と思えました。 品格を備えつつも本流のスーツとはまた違い、 ルールにとらわれない自由な着こなしが楽しめる。 BISOWNのセットアップには、そんな懐の深さを感じました。 ジャケットは、 シャツやカーディガンの感覚で袖 を捲ってラフに着崩したり、 ルックのようにベルトでウエストマークしたモードなスタイルもカッコいい。 スラックスは、生地の表情...