ANSNAMスーツオーダー会、2日間無事終了いたしました。
ご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました!
イベントの余韻冷めやらぬまま、商品も続々と入荷しています。
本日は、今シーズンよりお取り組みがスタートしたブランドをご紹介いたします。
NAHYAT(ナヤット)
Brand Concept
「糸を嗜む」
デザイナーの依田聖彦氏は、株式会社Yohji Yamamotoにてニット部門を担当。
2017年にニットブランドNAHYATをスタートさせました。
繊維の持つ物質性や情緒と向き合い「糸の多様性を嗜む」というコンセプトのもと衣服を製作。
糸の番手や針の密度、メインの品種などがレシピのように細かく記載されたブランドWEBサイトからも依田さんの糸に対するこだわりが強く感じられます。
素材への探求心はとどまることを知らず、6th Seasonからはシャツやコートといった織物のプロジェクトもスタート。
NAHYAT視点で作られる布の表現にも注目が集まっています。
年に一回コレクション数型が発表され、受注会を開催。
完全受注生産で、ショップへの卸販売は行なわれていません。
しかしながら、コレクションラインとは別にNAHYATと縁のある人たちの理念や感性を組み合わせた「Partner Ship」というプロジェクトも非常に興味深く、お店のオープン前からいつかお取り組みできたらいいなと思っていました。
そしてこの冬、念願叶ってPartner Shipアイテムが実現しました。
今回、PARKがお願いしたテーマは「ゴブセーター」。
私自身が所有していたUS NAVYのセーターをアイデアソースに、女性に合わせたサイジング、今シーズンのアウターの顔であるANSNAMのPコートに合わせるイメージ、とお伝えしました。
素材はメリノ種の梳毛ウールを多本取りでコードにし、微強撚で仕上げたもの。
膨らみ豊かで肌あたり良く、多本取りで撚られビシッと整えられた美しい目面は壮観。
かといって艶っぽすぎないバランスが絶妙で、軍モノの持つワイルドさやタフさといった雰囲気もほのかに感じられるカリッとした表情に仕上がっています。
見た目カリッと、着心地ソフト、コンパクト。
普遍的ながらも市場ではきっと見つからない女性に向けたメンズライクなニットは、メンズ服のユニセックス提案を軸とするPARKらしい、Partner Shipでしかできない一着になったのではと思います。
Fendartのスラックスと合わせてもいいし、レディースパンツに合わせても程よく甘さが抜けていいバランス。
男性のコアなファンの多いブランドでレディースのコンパクトなワンサイズ展開というのは挑戦ではありますが、女性がNAHYATに触れるきっかけになれれば幸いです。ハマる人には抜群にハマるはず、、!
PARK
tel : 070-8423-3302
mail : parkkyoto@icloud.com
instagram : http://www.instagram.com/park_shinmachi
online shop:https://parkkyoto.com