一宮へ行く。




とあるブランドさんから展示会案内をいただいて愛知県・一宮市に行ってきました。

古くから繊維産業の街として栄えた一宮市は全国有数の毛織物の産地でもあります。

展示会場は尾張一宮駅から徒歩5分ほどのところにあるRe-TAiLビル。

レトロな外観ですぐに見つけられました。


つくるビルと似たものを感じるけど、もっと年季の入った感じ。

昭和8年に建設されたというビル(元・尾西繊維協会ビル)は今年で築89年。

一時は取り壊しの危機もありながら、地元の繊維関係の方々が協力し合って大事に守られてきた建物だそうです。現在は、この産地ならではの発信拠点として、繊維を軸としたファッションやデザインなどのアトリエやショップが入居するビルとなっています。



初めて伺う展示会は、わくわくと緊張感が隣り合わせ。ちゃんと喋れるかな?とか、デザイナーさんが怖かったらどうしよう。とか笑

でも、そんな思いは部屋に入って一瞬で消えていきました。第一声からものすごく柔らかくて話しやすくて。ガチガチだった肩の力が抜けました。


国内外で繊維関係の仕事に携わり、イタリア南部のテーラーで縫製技術を習得。故郷である尾州に戻り、服作りを始められたそうです。


"歴史ある街で、世界中の歴史ある物を融合し新しいクラシックを提案する"


ラインナップは南イタリアの柔らかな手作業を取り入れたシャツがベース。尾州で作られる生地が使用されています。

パーツには琵琶湖真珠の釦を用いたり、釦付けはあえて手間のかかる鳥足付けにしていたり、細部にものづくりへの真摯さが垣間見えます。



デザイン、パターン、生地決め、一部手縫いの工程なども全て1人でやられています。
最初の頃は飛び込みで営業されてたというお話も。。

現在はお取扱店舗も増えて、全国の芯の通った素敵なショップさんで展開されています。

オーダー会を定期的に行なわれていて、基本的にはどんなこともできませんとは言わないのだそう。オーダー会はお客様が主役だから、こんなのあったらいいなという思いを形にしたい、と純粋にお客様に楽しんでほしいという思いをお話してくださいました。


ラックに並べられたコレクション一つ一つが放つ存在感に圧倒されました。密度が本当に濃い。
実は女性のファンも多いそうです。私も大好きになりました。可愛かった、、!(自分の語彙足らずなのがたまらなく残念)


そんなブランドを、2022年秋冬からスタートさせていただきます。

香港映画「花様年華」の挿入曲にも使われているあの曲がブランド名です。その話でもひと盛り上がりしたりして。
映画を見直しながら、7月のデリバリーを楽しみに待ちます!!


展示会翌日、2日目は猛吹雪!


雪宿りした昭和の香りのするいい感じの喫茶店、馬酔木(あしび)さん。


尾張開拓の祖である神様をお祀りしている真清田(ますみだ)神社。



の中にあった織物の神様、服織(はとり)神社。

1泊2日の一宮。とても実りのある旅でした。






PARK

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