ワークブルゾン"Balade Jacket"
"Balade(バラード)"はフランス語で散歩や遠出の意味だそう。
幅広で直線的なボックス型のシルエット、フロントにパッチポケットが3つ配された、ワークテイストなデザインが特徴です。
シンプルなパーツ数ながら、複雑で繊細なパターン設計にテクニックとセンスが光ります。
特に、アームホールの構造が特殊。袖と身頃が繋がる脇下部分がマチのように広くなっているのをお分かりいただけますでしょうか。
これは元々、ハンティングジャケットに採用されていた袖の仕様「ピボット・スリーブ」を取り入れたもので、この構造によって動きやすさとゆとりを生み出しているのです。
厚手のニットや、袖にボリュームのあるトップスの上に羽織った時に、袖下がもたつかないのがポイント。
腕を下ろしているとわからないですが、動いた時にさりげなく見えるステッチはデザインとしても目を引くディテールです。
後ろに向かって緩やかに傾斜した肩線。これまでのジャケットにも取り入れられていた特徴的なディテールで、肩から袖にかけての柔らかな曲線と、包み込むようなフィット感を生み出す。
左前身頃の内側にはストラップ付きのポケット。今作は裏地がないのでステッチが表に。これもまたデザインのアクセントになっている。
リラックス感とスマートさ、二つの顔をもつ襟。
ゆとりのある首周りで、ボタンを上まで留めるとソフトな雰囲気。ボタンを開ければ、襟が自然に広がり、立体的に立ち上がる。Vゾーンの余白と流れるような線がくつろいだ空気を醸し出す。
さらに、襟を立てれば凛々しい顔つきに。それでいて、気取った感じはなく、自然体で滲み出るかっこよさがそこにある。
ボタンは猫目。
サイズ表記にもフランスらしいエスプリを効かせて。Sサイズは"petit"。響きも素敵。
見た目はカジュアルな印象ながら、構築的なジャケットを絶妙に崩した感じで、佇まいが上品。
無造作に、軽やかに。
自然体だけど、どこか洗練されていて絵になる。
そんな大人のワークジャケットです。
今回届いたのは、濃紺の国産コットンキャンバス地を使用したフレンチワークな一着。
ハンドウォッシュ仕上げで、ところどころに出たアタリも味わい深い表情を見せます。
後日、イタリア・LYRIA社のリネン素材を使ったモデルも届く予定です。
ちら見せ。
パッと撮っただけの写真でもこのかっこよさ。伝わりますでしょうか。
ぜひ、こちらもお楽しみに。
PARK
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