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forme - 25SS Tassel Loafer Hand Mocca


formeより25SSデリバリーがスタート。

まずは、新作“Tassel Loafer Hand Mocca”が到着しました。




甲部分にタッセル(房飾り)がついたローファー「タッセルローファー」はアメリカが発祥。
1948年に誕生し、1950年代には東海岸の名門私立大学に通う学生や卒業生たちの間で爆発的な人気に。当時のビジネスマンや弁護士が多く愛用したことから「弁護士の靴」とも呼ばれる、アメリカントラディショナルを代表する定番シューズのひとつです。

formeで以前にリリースされたタッセルローファー(ff-118)は、やや大きめのタッセルをメインとしたプレーントゥのモデルでした。
今作はタッセルローファーの定番デザインであるモカステッチを入れ、タッセルは通常サイズに。
正統派なデザインを踏襲しつつ、手仕事を感じさせるディテールやデザインバランスにformeらしさが詰め込まれた一足となっております。





ローファー用木型No.12は、つま先に程よいボリュームがありつつ、全体としてはすっきりとタイトめのシルエットが特徴。
手縫いで丁寧に仕上げられたミニマルな印象のモカステッチ、そこに立体感と動きのある表情を加えるタッセル。高めのヒールがエレガントな雰囲気を醸し出しています。

職人が手作業で細かく切り込みを入れ、巻いて仕上げているタッセルは、履いていくうちに先端がファサッとお花のように広がっていくのですが、ここが個人的に好きなポイント。
真面目にまとまりすぎず、大人の遊び心を感じさせてくれるディテールです。



当店では、ベジタブルタンニン鞣しの牛革に型押しを施したSienaレザーのBlackをセレクトしました。

ハリのある生地感、上品なシボの風合いがデザインとマッチし、適度にカッチリとした印象を与えつつカジュアルに合わせやすいバランスにまとまっています。




靴紐より気楽ながら、上品で知的なイメージを演出する軽やかなタッセルローファー。

色落ちのデニム、ショートパンツなどカジュアルなデザイン、素材感のボトムスに合わせて...
春夏のスタイリングに取り入れていただきたい一足です。



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