素材の風合いを生かした上質な日常着を提案するLIFiLL(リフィル)の新たなライン"LIFiLL THE HERITAGE"から、スウェットシャツが届きました。
“LIFiLL THE HERITAGE”
「LIFiLLが100年前からモノづくりを始めていたら」
という架空のストーリーを設定し、時を遡ることをテーマにプロダクトを展開するライン。
当時の時代背景に想いを馳せながら、LIFiLLらしいアプローチで現代のスタイルに落とし込んでいます。
LIFiLLのスウェットといえば、良質なスーピマ綿のみを使用したCottonyシリーズが代表格。
ソフトで滑らかな手触り、表面には上品な艶。
着用洗濯を繰り返してもその風合いが驚くほど長持ちし、いつまでもクリーンなイメージで着用できるのが魅力的な部分でありました。
今作、Heritage Sweatはドライでカリッとした風合い、ネップ感のある表面。
これまでLIFiLLが生み出してきたクリーンな印象のスウェットとは異なる、古き良きスウェットを思わせる生地感です。
ポイントは「起毛」。
希少な古い起毛機で裏毛を掻き出すことで、ループとネップがランダムに入り混じり、古着のようなふんわりモコモコとした起毛感を出しています。
生地に染色や加工を施す前に起毛を行う「先起毛」という手法で、肉厚でふっくらと風合い豊かなスウェットに仕上がりました。
ヴィンテージ感をたっぷり詰め込んだディテールも必見です!
洗濯による縦方向の縮みを軽減させるために1930年代に考案された、縦編み生地の横使いを採用したボディ。
元々は汗どめ防止や補強のために取り付けられていたパーツのVガゼット。
ギュンと詰まったテンション強めのリブ。袖のたまり感がgoodです。
縫製は、こだわりのフラットシーマ。
縫い目がフラットになることでごろつきのない快適な着心地に。
袖や身幅にゆとりをもたせたリラックス感のあるシルエット。
私の場合、コンパクトに着るなら01、ゆったり着るなら02。
リブで引き締まるので、サイズを上げてもいいバランスです。
Cottonyシリーズが上質を極めたスウェットであるならば、
Heritage Sweatは育てていくスウェット、経年変化を楽しむスウェット。
アプローチの方法は違えども、デイリーであること、長く愛用できること、着心地が良いことを追求する根っこの部分は同じ。
それぞれに違う趣を感じていただけたら嬉しいです。
PARK
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